ここでは山岳ロングライドを「走行距離160km以上、獲得標高2,000mアップ以上のライド」と定義します。
2022年11月27日、高崎駅まで輪行して車坂峠を登り、地蔵峠をまわって帰ってくるという山岳ロングライドを行いました。色々気づきがありましたので備忘録として残しておきます。
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300km、5,000mアップのライドをいくつも経験してきていたので、200km、4,000mアップのライドを完全に「舐めて」いました。しかし補給や休憩の考えの異なる7人のメンバーで走るとなると話は別です。
特に寒い時期の山岳ロングライドは、1時間早めに切り上げるんだ、くらいの意識を持たなければ駄目だと思いました。
人数が多いと、補給とか着替えとかに予想を超えて時間がかかるメンバーもいます。出発時刻のタイムキーパーが必要になりますね。休憩所、コンビニ、お店などで止まったらまず、出発時刻を決める。これが重要です。
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補給が不安なライドでは、走行中にも補給できるようにステムバッグやトップチューブバッグ、ハンドルバッグなどを使って簡単に食べられる補給食を入れておきましょう。
今回のライドは補給ポイントがたくさんあり、むしろ1,000kcal消費し続けることが難しいほどでしたので、私は使いませんでした。しかし1,000kcalで空腹に耐えられなくなるような人は、これらのバッグに補給食を入れておくべきでしょう。なんせ山岳ロングライドでは、コンビニに出会えるまで2,000kcal消費した、なんてことはザラですからね。
基本的に、私はガチ勢に分類されるのかもしれません。できれば着換えなどの荷物は持ちたくない派です。登りで重くなってタイムが出ないからです笑。でもこれ、ロングライドにも言えることなのですよ。それは重くなるからではなく、着換えの点数が多いほど着換えに時間がかかるからです。
暑い季節は、ジレだけ持っていれば問題ありません。
では寒い季節はどうか。なるべく汗がすぐに乾き、かつ暖かい高性能なジャケットとインナーを着ておけば、あとはウィンドシェルの脱着だけで大抵の被服調整は完了してしまいます。雨天を除いて。
そう、雨天を考慮に入れなければならないライドでは、レインウェアも要ります。こうなると結構嵩張りますが、それでも中型のサドルバッグがあれば足ります。
何万円もするブランド物でなくても、数千円で買えるdhbやモンベルのジャケットとインナーで機能的には十分です。
それでは実際のライドログを見ながら具体的に検討していきましょう。
私とライドリーダーの2人は輪行で、出発5分前に待ち合わせ場所のローソンに着きました。
出発メンバーは7人。遅刻した方はいなかったのですが、何故か出発時刻であったはずの7:30から朝食が始まってしまいました。ログを見ると出発は25分遅れの7:55。思えばこの時点でどういう雰囲気のライドになるのかを予測できたのに、まだまだ余裕だと考えていました。
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こういうロングライドで店が混んでいるわけでもないのに昼食に1時間もかかることは稀です。何が原因だったのでしょうか。店内ガラガラで他にお客はおらず、注文してから10分くらい待ちましたが、それほど遅かったわけではありません。
いつものライドなら私もあらかじめ注文を決めておくことが多いのですが……。最初から油断していたので考えていませんでしたね。時間管理の意識はありませんでした。長めのトイレに入り、出てきてから注文を取る人もいて、そこが最終的な出発時間に影響しました。
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碓氷峠に着いたのが10:40。4分後には出発しています。ここで時間を取られていないことから判断するに、メンバーの走力差は大した問題ではないことが分かります。
実際のところ、平坦をゆっくり走ろうが10分余計に休憩してしまえばそういう差はすぐにひっくり返ります。
峠に登る前のコンビニに入った際、メンバーにパンクが発生しました。しかしこれは複数人で協力し、空気を入れている間に当人が買い物等を済ませていたため、大した時間ロスにはなっていなかった筈です。ではなぜコンビニ休憩に50分もかかったのか……。
一度食事が始まってしまうと、それを待つ間、メンバーで会話が盛り上がったりして時間がかかる傾向があります。2時間前にラーメンやかつ丼を食べているのに、何故軽食で済ますことができなかったのか……。補給の必要性は人それぞれです。しかし山岳ロングライドではコンビニ休憩のたびにきっちり食事をする余裕はないので、補給の仕方を変えるしかないでしょう。
時間をまったく気にしないメンバーがいるのだから、きちんと出発時間を決めるべきでした。
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本来カフェを出発していなければならないような時間に「到着」しました。このとき既にメンバーはばらけていて、7人中4人は車坂峠をパスして先にカフェを出発していました。
私はここで残りの2人を待たず、すぐに注文を済ませて先発隊を追いかけるべきでした。そして日が暮れる前に最後の峠である地蔵峠の下山を済ませなければならなかったのです。そして遅れた2人には地蔵峠をパスしてもらうべきでした。でもそれは結果論であって、あの時は20分も待つことは予想しませんでした。車坂峠に着いたときの差は5分程度だったからです。
今思えば写真を撮ったりされていたのでしょう。考えが及びませんでした。
ここまで遅れているというのに、まだ気づいていません。ライド中のコンビニ休憩は普段は長くても10分です。ところが日が暮れる危険性が高まっているのにたかがコンビニ休憩に23分も許してしまうなど、私たちは危機意識ゼロの素人同然でした。ろくに時計も見ていなかったのです。私には「たったの200km」という、そんな甘い考えがいつまでも残っていたようです。
ここでも食事を始めてしまう方がいましたが、先発隊を待たせているわけだし、軽食あるいはライドしながらの補給にしてもらい、10分で出発を促すべきでした。
ログを見るとパンクしてから出発まで12分かかっています。しかしここは疲れの出ていた1名に先行してもらい、後から2人でローテして追いかけることで時間ロスをゼロにできました。追い込めたし楽しかった記憶です。
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日が暮れました(笑)。私はジャケ1枚着てから何もすることがなく、ただ茫然と着替えたり食事をしたりする2人を待っていました。もう手遅れだったので、極寒ダウンヒルを覚悟していました。
ビジターセンターなども閉店していて、暖を取ることはできませんでした。
5~10℃対応のウェアに薄手のウインドブレーカーで、-1℃~1℃のダウンヒルを15分やりました。
10分まではまあ何とか忍耐の範囲でしたが、降りても降りても気温が上がってこない。下山し切っても2℃前後の世界で、最後の5分はけっこうやばめでした。全体的に過去3番目くらいの辛さでしたが、指の寒さは過去1番。下っても気温が上がらないのが完全に誤算でした。
下山してからは、ペダルを漕ぐことができたので体温は上げることができ、特に問題はありませんでした。
追記します。なぜこのような軽装で来たかというと、峠道を軽く走りたかったからで、寒さが辛かった部分もありましたがこれは全くの自業自得です。真冬は-5℃前後で通勤していますので、どこまで耐えられるかは自分の身体を知っている上でのギリギリの軽装でしたが、メンバーには心配をかけてしまったようです。
最後の補給が地蔵峠頂上の17:47。18:10ごろ「道の駅に寄りたい」というメンバーがいましたが、ライドリーダーは通過を選択しました。高崎で夕食を摂ることを考えると終電がなくなってしまう危険があったためです。
のちの談によると、道の駅で食事をしないとハンガーノックになりそうだったとのことです。地蔵峠頂上で補給してから30分も経っておらず、ほぼダウンヒルと下り基調だったのでライドリーダーの判断は間違っていません。17:00に閉店している道の駅に寄るよりコンビニまで進んだ方が賢いです。何かしらの空腹感はあったのでしょうが、走りながらの補給はやれておいたほうが良いのではないかと思いました。
結局、5分後に見つかったコンビニに寄りました。22分も過ごしましたが、身体が冷え切っていたのでこれは仕方ありません。ここで偶然先発隊の4人と合流。先発隊は先に出発となりました。
上記の部分、私の記憶違いがあったようで訂正となります。
下山から30分くらいして、身体が冷え切ったところでコンビニで暖を取りました。22分過ごしましたが、ここは仕方ありません。
ここから先、私は記憶がちょっとあいまいになっていますので、人伝で聞いた話になってしまいます。
前回コンビニ(セブンイレブン)からゴールまでは66km程あり、12kmほど走ったところで「道の駅に寄りたい」という声が上がりました。ライドリーダーとしては、終電を考え、またこれまで時間管理について我慢してきた部分もあって「ノンストップで」と返事をしていたそうですが、お互いに伝えきれていない考えや思いがあったようです。具体的な内容についてはウェブ上に公開するようなものではありませんので割愛しますが、きちんとその場で伝えるべきことが言葉として伝わっていない部分が多いように思いました。その歪み(ひずみ)が事後になって強い言葉や態度に現れてしまう……ってこれうちのカミさんと喧嘩するときのパターンやん笑
私はともかく記憶があいまいになるものですから、カミさんと喧嘩しても過去の失態をいくつも並べられて反論できず負けてしまいます。……しかしなんで女性って関係ない過去のことを次々に持ち出してくるんですかね。あれホント腹立つし、かといって対策もないので、そもそも喧嘩が発生しないように注意して生きていくしかない状態です。閑話休題。
そんな中私はというと……終電のことは考えていたと記憶していますが、夕食をパスすればまあ何とかなるだろうくらいにしか考えていませんでした。ローソンで何をしたのか全く記憶にありませんが、ライドログによると滞在時間は12分となっていました。
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結局時間の遅れが災いし、輪行組の2名だけで予定の夕食となりました。個人的にはライドが終わったこのタイミングで一番ゆっくりしたかったのですが、終電があるので40分の滞在となりました。
フライドチキン並みにデカい唐揚げを5個。濃い味付けのチャーハン。食べ応えがありました。ここは排骨タンメンも美味しいです(極濃湯麺フタツメ / Twitter)。
今回は急いで食べたので、あまり味わえなかったのが残念です。もう一回同じの食べたいなあ。……というか、もう一回同じルートを走ったら19時にはフタツメについていると思われます。
2人とも平日のダイヤを見ていて勘違いもあり、終電には間に合いませんでした(T-T)。
新幹線が無かったら……どうしていたのでしょうかね。ローカルの走っている駅を探して自走かなあ。あぶねえあぶねえ。
経験を重ねた結果、自分の場合着換えは1分かからないしコンビニ補給は5分とかからなくなっているので、トータルで155分くらい待ったことになります。2時間半。2時間半も待っている間に何か気づいて提案できたでしょうに。ぼーっと生きてんじゃねーよ俺。
最後にもう一度。山岳(に限らず)ロングライドでは、何かしら止まったらまず最初に再出発時間を決めよう。スマホのアラーム機能か何かを活用しましょうかね。
さらに追記。時間うんぬん以前の問題として、当事者意識が欠けてました!
これ、別に何かパックツアーにお金払って参加しているわけではなく、企画を立ててくれた方になんら責任があるわけでもなく、企画をみんなで支えていかなきゃいけないわけでして、そういう意識が欠けていたということがぼーっとしていた根本原因なんじゃないかと思い至りました。
……
あと俺、実は女性と同じで地図苦手です笑